各チームによってこの定義は異なるかと思います。スクール運営をしながら品川区内で監督を務める自チームの選手たちを例に、“信頼される選手”とは?を考えてみましょう。
休まない選手
サッカーを生活の軸に置き、優先的に考えることのできる選手を指します。平たく言えば「サッカー大好きな子」であることです。チームづくりにおいて、監督は休みがちな選手をベースにチームは作りません。
自分都合で、家庭の都合で活動を休むことが多いと、十分な準備はできないでしょう。
「自分はチームにとって不可欠な存在である!」その責任感があってこそ、監督やコーチからの信頼を得ることに繋がります。
怪我をしない選手
先述の内容に付随しますが、怪我をすればチーム活動を離れなければならない時間が出てきます。風邪を引かないこともそうですが、怪我をしない耐性のある選手であれば、連戦を戦い抜ける準備もできている選手として、チームの軸として考えられるでしょう。
チームのために頑張れる選手
自分のやりたいプレーだけ頑張り、チームとして徹してもらいたいことは頑張れない、意外にもここが盲点です。
どのクラブの中心選手であっても、「チームとして」という視点を持てる選手はあまり多くないように見えます。
仲間に対しての乱暴な言動や足より口が多く動くといった光景が目立つ選手ではチームを束ねる役割を課されているにも関わらず、真逆の役割を果たしてしまいかねません。
PROFRESSOサッカースクールの目指す姿
以下は、PROFESSOサッカースクールがスタートして丸2年、休まず参加し続けてくれている現在5年生の選手の一例です。
彼はジュニアユース年代に上がるまでにできる準備を一緒に行っていこうと、年代別(10〜11歳)に必要な総カロリー数の2,500kcalを摂取することを、4年生の冬からずっと続けています。当時は、チームのために頑張れる選手ではありましたが、怪我も多く、体調を崩すことも多くある選手でした。
給食で摂取できるカロリー数は550〜600kcalくらいが各小学校の平均値になります。残りの1,900kcal数をどのように摂取しているのか?それは彼の頑張りと親御さんの頑張りなしには成し得ません!
動けば動いただけ、十分なエネルギーを蓄えていかなければなりません。もちろんそれに加えて、しっかり休む、寝ることだってそこには不可欠です!
3食では難しければ、補食を摂ることも必要になります。自チームの選手大半の朝食メニューを見ると、「これでは間違いなく無理ではないか?」というメニューばかりの中、彼は無理なくそれを摂り続け今のハイパフォーマンスがあります。
『コンビニでも摂れる勝つための栄養食BOOK』
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少し書籍としては古いものにはなりますが、クラブチームで取り入れている栄養学講習会なとでご紹介されるガチガチの「アスリート飯」ほど、毎食こだわってご準備ができるご家庭は現実的に、時間的にもなかなかないでしょう。残念ながら、選手たちよりも前に親御さんがギブアップしてしまいます。現代社会においては当たり前かもしれません。
大事なことは親御さんも”頑張りすぎない”こと!ただ、これくらいの準備でもできるんだ!というのを親御さんが知っていれば、今よりほんの少しだけ頑張ってくれることでお子さんの強い身体づくりに繋がるんです!!