春の高学年大会が終わり、選手たちはそれぞれのチームでさまざまな経験を積んだことと思います。
PROFESSOサッカースクールにも、大会でベスト8・ベスト4まで進出した選手たちが在籍しており、振り返りのミーティングでは「ここからの過ごし方が秋冬の活躍につながってくるよ」と伝えました。
大会で見つかった課題と向き合えるかどうか、ここが分岐点です。
「個で打開したい」気持ちは強い。でも――
チームプレーの中では、どうしても制限を受けることがあります。
その中で埋もれてしまうようであれば、それはまだ“個”の力が足りていないという現実を受け止める必要もあります。
サッカーは集団スポーツですが、やはり上のレベルにいくほど“個で打開できる選手”がチームの鍵を握っているのもまた事実です。
先日、6年生の会長杯では自チームが予選敗退したこともあり、ベスト8まで勝ち進んだチームの試合を視察しに行きました。
どんなサッカーをしているのか? どんな違いがあるのか?
とても多くの気づきと収穫がありました。
しかし、こうした場面でよく耳にする声もあります。
「今のチームとは合わない」
「あのチームの方が自分に合ってる」
「強いクラブに行けば、進路の可能性が広がる」
もちろん環境を変えることがすべて悪いとは言いません。
ただ、“今の環境”で自分の課題に向き合わずに理由を外に求めてしまう癖は、成長のチャンスを自分で遠ざけてしまうのではないでしょうか。
いまは“変われるチャンス”
ブラジル留学をしていたときに強く感じたのは、
「通じないなら、どう変えるか」を素直に考え、実行できる選手こそが、ステップアップしていくということでした。
もちろん、その逆もあります。
「それでも貫き通すことで突き抜ける」選手もいるのです。
でも、どちらにせよ、“周り”に原因を探すのではなく、“自分”に矢印を向けられる選手が上に行く。
これは間違いありません。
6月に入り、暑さとの戦いも始まります。
みんなが80%の力でプレーしている中で、120%を出し切る姿勢で取り組めるか。
そんな選手の姿を、PROFESSOサッカースクールは育てていきたいと思っています。