セレクションを受ける前に、選手と保護者が本気で考えておきたいこと

新年度が近づき、サッカーシーズンも本格的に始まろうとしています。自チームでは全学年の公式戦が終了し、各チームが新年度に向けたチーム作りを進めていることでしょう。6年生大会もあと2ヶ月弱で開幕しますね!

PROFESSOサッカースクールに通う選手たちの中でも、来年度の区トレやJ下部のアドバンスクラス、ジュニアユースのセレクションに向けて、日々熱心にスキルアップを目指している選手が増えてきています。

ところで、各セレクションで合格している選手がどのような選手なのか、皆さんはご存じでしょうか?中学受験の場合、志望校の傾向をしっかり把握し、計画的に対策を行うのが一般的ですよね。

例えば、J下部を「御三家中学」と仮定した場合、”とりあえず御三家を目指しておこう”というアプローチは、中学受験では絶対に見られません。しかし、クラブチーム選びでは、なぜか御三家受験のようなアプローチが始まってしまうことが多いのです。その結果、最難関のクラブチーム(関東リーグ、T1レベル)を目指すものの、なかなか望む結果が得られず、焦りや不安が募り、最終的に「合格をもらったクラブチームに決めよう」となってしまうケースがよくあります。

このような話は、私が指導者になってからも、多くの保護者や関係者から聞いてきました。また、最近ではセレクションの時期を早め、青田買いのような形で選手を選ぶクラブも増えてきています。

「合格は出しますが、◯◯日までに回答をもらえない場合、内定取消しになります」といったクラブも増加しており、現実としてそのような事態が広がっています。中学生になると、選手は自分で選択できる力を身につけることができますが、小学生のうちは、保護者の方が十分な情報を得られないケースも多いのが現実です。

もちろん、第一志望のクラブチームに入れることが一番理想的ではあります。しかし、選手本人がその後の3年間をどう過ごすかを考えると、慎重に選択することが大切です。強いクラブに所属し、上位リーグでプレーすることが進学に良い影響を与えると考える方も多いですが、それだけで進路選択を決めるのは非常にリスクがあります。選手が心から成長できる環境を選ぶことが、最も重要なポイントです。

PROFESSOサッカースクールでは、選手一人ひとりの特性を理解し、進路選びのサポートもできる限り行っています。ただし、セレクション対策専門のスクールではありません。個々のペースでコツコツとスキルアップを目指し、努力する習慣を身につけられるスクールをお探しの方には、ぜひ一度体験にお越しいただければと思います。

三角 康晴

三角 康晴

サッカーを通して、スポーツの素晴らしさ、仲間の大切さを伝えたい

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