2対1を極めてみる ― 賢く“抜く”ための連携力を育てる

「1対1で相手を抜く」ことに特化されたドリブルスクールがジュニア年代では多くありますが、
PROFESSOサッカースクールでも、このところは自チームでも同様に、2対1で相手を抜くことを重点的に行っています。
そのために必要な「抜く」だけでなく、「運ぶ」ドリブル、「相手を引きつける」ドリブル、パス、コントロールを繰り返し行っています。


よくジュニアユースの練習などに足を運ぶと、2人以上での攻防が多く見られます。
これはジュニア年代で「1対1で相手を抜く」ことばかり叩き込まれた選手たちにとって、非常に伸びしろのある部分だと感じます。

もちろん「抜く」ドリブルが悪いわけではありません。
ですが、どうすれば2人以上の連携で相手を崩せるかを理解しておくことが、次のステージで大きな武器になります。
その意識づけのために、10月のトレーニングから継続してこのテーマに取り組んでいます。


これは2対2、3対2と人数が増えても同じです。
積極果敢に相手にドリブルで突っかけた後、追い込まれて苦し紛れにパスを出すことは、味方を楽にプレーさせることにはつながりません。
それよりも、どこで2対1を作るか、どう賢く相手を抜くか
この感覚を身につけることが大切です。


ジュニア年代の指導者は、どうしても目の前の選手ばかりに意識が向きがちです。
ですが、小学6年間のうちにサッカーから別のスポーツへシフトする選手もいます。
バスケットボールでも、ラグビーでも、「状況を見て判断する力」は共通して活きてくる力です。
つまり、この考え方はサッカーに限らず汎用性の高い学び
だと言えるでしょう。


そして来年度のセレクションに向けてチーム選びを始めようとする小学5年生、保護者の皆さまへ。
ぜひ一度、近隣クラブのトレーニングを実際に見てみてください。
「どんな練習をしているのか」「指導者が何を伝えているのか」を知ることが、これからの成長にきっとつながります。

来年6月になってから次のクラブを探すのではなく、今から準備していいスタートダッシュを切りましょう!

三角 康晴

三角 康晴

サッカーを通して、スポーツの素晴らしさ、仲間の大切さを伝えたい

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