品川区近隣にはT2、T3で戦う強豪クラブがいくつもありますが、当然ながら各々のクラブで求められる選手像は異なります。
進学する学校にも特徴があるのと同様に(もちろん学校訪問や学校情報を入れるのは不可欠ですよね)、そういったクラブの特徴(どのカテゴリーなのか、指導者、プレー環境、在籍人数などは大事な事前情報)を把握された上でお子さんに合ったクラブ選びをする必要があると個人的には思います。
強いから、声をかけてもらったから、友達が行くからといった安易な考えでクラブを選ぶと、果たして3年間そこでプレーするお子さんを更に伸ばせる環境なのかは分かりません。
皆さんはどんな事前情報を持った上でクラブ選びをしてらっしゃるでしょうか。
3年間でチームで何をしたいか
ジュニア年代での差は、長い目で見れば実は大した差ではないと思います。
「区のトレセンにいた」「チームで絶対的な選手だった」だから上を目指せるのでは、といった親御さん目線でチームを決めてしまうケースもよく聞きます。
3年間そこでプレーするにあたり
「強豪クラブで活躍して次のステージでは全国大会を目指すようなチームで勝負したい」
「3年間コンスタントに試合出場でき多くの試合経験を積み次のステージで勝負できる経験値を蓄えることに重きを置く」
「サッカーをとにかく仲間と楽しめるチームでプレーする」
「Bチームに所属しても公平な競争を強いる運営をしてチャンスを掴もうとできる環境ある」
など今挙げたものだけでクラブ選びが変わってくるはずです。
自分がどうなりたいか
「チームに何を求めるか」ではなく、「自分(選手自身)がどうなりたいのか」を明確にしてもらいたいと思います。
「上手くなりたい」ことが第一に来るならば、所属チームでもし公式戦に出場する機会が少なくとも(なくとも)レベルの高いサッカーを経験することができます。
今もし試合に出れないならば、「出れるようにするために自分には何が必要なのか」と、チームや指導者のせいにすることなく「自分に矢印を向けて考える習慣を養うこと」もできます。
試合に出れないから辞めるという話も聞きます、大好きなサッカーですから試合に出られなければつまらないという気持ちも分かります。ただ、その理由がそもそもクラブのスタイルに合ってなかっただけという例もよく耳にします。だからクラブ選びは大事なんです。
何のための練習か理解することが大切
何のためにこの基本練習が必要なのか、時にシンプルに裏に蹴ることが必要なのか、このキツい走りのトレーニングが必要なのか、このサッカーにおける「何のために」を理解してもらいながらPROFESSOでは選手たちの指導にあたります。「自分がここでどうなりたいのか」を何度も問いかけ、選手には自問自答してもらいます。その習慣がない選手が大半ですので、最初は戸惑う選手も多いです。この「なぜ」を考える力があれば、どこのクラブに行っても勝負していけるのではないでしょうか。練習への取り組み方も変わるのではないでしょうか。サッカーとの向き合い方も変わるのではないでしょうか。クラブ選びに大切な要素として、「自分がどうなりたいのか」を指標にすることを重要視してもらいたいと思います。