自主練をしない我が子に主体性を持たせたい

「ねぇ、そんな事してるくらいならば自主練でもしてくれば?」

なんて言葉をどれだけのサッカー大好き少年をお抱えの親御さんが口にされたでしょうか。

過度なアプローチは禁物!

ある日お子さんが「もっと上手くなりたい」「レギュラーを獲りたい」と強い志ある言葉を発したと思ったら、だらだらとソファでTVを見ている、ゲームをしている、マンガを読んでいる、youtubeを見ている、、、

ついそれを見て「おい!!」と突っ込みたくなるとき、ありますよね。笑
お子さんだって自主練が大事なのは十分に分かっています。でもそんな言葉をかけたものなら「あー もう今から行こうと思ったのに!!」と逆ギレされたり、「うーん 後でやろうと思ってるよー」とから返事されたり。

こんなとき、お子さんへのアプローチの仕方に悩んでいる親御さんは多いはずです。
ただ、気持ちが乗らないお子さんに対して過度なアプローチは禁物!親から言われるのが嫌だから仕方なく練習するならばまだしも、ついには大好きだったサッカーを嫌いにもなりかねません。
それに、そのモチベーションで自主練をしたところで、上達はおそらく望めないでしょう。

必ず変化が訪れる、それを見逃さない

約10年にわたって学習塾の塾長業務を経てサッカー指導者に転身した私の経験上ではありますが、最後までスイッチが入らなかったというお子さんには出会ったことがありません。遅かれ早かれ、必ずお子さんに変化が見られるときがございます。大事なことは、大人がその変化を見逃さないことです。

高学年になってもリフティングを10回やるのすら難しい選手がいました。
できないことが恥ずかしいから、人前で自主練をすることを避けていた子を早朝たまたま公園で見かけると、ぎこちなかったフォームが変わっていたんです。そんな彼なりの創意工夫に気づき褒めたことがきっかけで、
たった1ヶ月も経たぬうちに50回を超え100回を超え、、

ここで何をお伝えしたかったかと言うと、私が特別な指導を彼にしたから上手くなった訳ではありません。
もちろん「自主練していること」自体を褒めたことが彼の成長のきっかけだった訳でもありません。
ただ強いて言うなれば、彼なりの創意工夫に気付き、その部分を褒めたことが成長スピードを加速させたのでしょう。

「キツいけど楽しい!」をモットーに

よくある「褒めて伸ばす!」と言った指導方針・理念では本スクールはありません(決して褒めない訳ではありませんよ笑!)。
ただ、今回の自主練に限った話ではありませんが、子どもに限らず大人だって褒められて嬉しいこと、タイミングってありますよね!それを私なりに解釈した上で、指導にあたっております。当然、自主練が不要なわけはありませんし、大切なこととして選手たち全員に常にその重要性を話してはおります。

最初の段階では「自主練をした」結果を褒めることもありますが、それが分かると今度は主体性はなくとも「自主練をすれば褒められる・評価される」からやります。当然身につくはずもないですから、子どもたちだって結果が出ないものをやろうとはしません。大人だって一緒ですよね。

お子さんが自主練をする気にまだならない、指導者側の私もそんなときはグッとこらえて彼らが主体的に取り組もうとするチャンスを伺います。強制はしません。今までであれば、とはいえ目標が高い子が自主練をしないってあり得ないよねと思う方の側でしたが、子どもたちの発育発達にもスピードがあります。そのタイミングを見逃さずにしっかりと指導していくスクールを心がけております。

「キツいけど楽しい!」をモットーに、お子さんがやる気になるスクールを目指しております。

三角 康晴

三角 康晴

サッカーを通して、スポーツの素晴らしさ、仲間の大切さを伝えたい

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