現代では、動画やインターネットの普及によって、誰もが欧州の超強豪クラブや指導者が実施している最新のトレーニングメニューやメソッドに簡単にアクセスできるようになりました。
確かに素晴らしい内容ですが、その“意図”が分からないまま、選手たちが何となくプレーしていることはありませんか?そして、それが実際の試合で活かされていないと感じることはありませんか?
こうした状況では、選手たちに「やらされている感」が生まれ、モチベーションの低下につながります。それによって成長が停滞する恐れもあります。
トレーニングの意図を伝える大切さ
現在PROFESSOで指導している選手たちの中には、「これはどの局面を切り取ったメニューだろう?」と考えながらプレーする子どもたちが増えてきました!数ヶ月前までは、「練習では上手くできても試合では活用できない」という悩みを抱える選手が多かったのですが、最近では“点が線になる”瞬間を感じられる場面が増えています。
理解が深まることで、選手たちはプレーへの取り組み方も大きく変わります。驚くほど試合でも積極的にチャレンジするようになり、成果が現れるのです!
質問を通じて考える力を育む
だからこそ、PROFESSOではすべてのトレーニングメニューで「問いかけ」を欠かしません。**「What(何を)」「When(いつ)」「Why(なぜ)」「How(どうやって)」**をしつこく笑いながらも選手たちに考えてもらいます。ただ教え込むのではなく、選手たち自身に考えさせることが大切だと考えています。
たとえば、スクールで人気の「鬼ごっこ」というメニューには、GKからFWまで全ポジションに必要な「駆け引き」の要素が多く含まれています。同時に、心肺機能の強化にもつながる内容になっています。
保護者との共有を大切に
また、選手たちがトレーニングでどんなことを学んでいるのか、保護者の皆さまにも知っていただきたいと考えています。PROFESSOでは、毎回のスクール後にトレーニングレポート(TRレポート)を共有しています。「スクールに通わせているけれど、どんなことをやっているのか分からない」という不安を解消し、ご家庭でもサッカーの話題が増えるきっかけになればと願っています。
子どもたちの成長をサポートするトレーニングは、指導者の明確な意図と問いかけ、そして保護者とのコミュニケーションがあってこそ実現します。PROFESSOでは、これからもその姿勢を大切にしていきます。