2月からスポットで、地域のジュニアユース(中学生)クラブの指導に関わらせていただいています。
2年前にJFA公認B級ライセンスを取得しましたが、そこでの学びをさらに深めたいという思いから、このような機会をいただけたことに心から感謝しています。スポルティング品川の皆さま、本当にありがとうございます。
この経験は、スクールでの指導はもちろん、自クラブでの指導にも大きく還元されています。さらに区内大会(会長杯)も複数試合観戦する中で得た気づきを、今後のスクール活動にも落とし込んでいきたいと考えています。
その中で、繰り返し強調しているテーマが「対人守備」です。
選手の皆さんは、ボール保持者への守備についてどのような指導を受けているでしょうか。
「飛び込むな」「一発で奪いにいくな」
これは従来の指導現場でよく聞く言葉です。もちろん一理あります。
一方で、近年のトレンドを踏まえた指導では
「積極的に奪いにいけ」「前でボールを奪え」
という、まったく逆のアプローチが取られていることも少なくありません。
どちらも間違いではありません。
しかし現場では、その言葉だけが一人歩きしてしまい、結果として「何も考えずに飛び込んで抜かれる」「怖くて思い切った守備ができない」といった状況が生まれているように感じます。
さらに今は、インターネットやYouTubeなどから多くの情報を得られる時代です。
保護者の皆さまにとっても、「結局どれが正しいのか」と悩まれることも多いのではないでしょうか。
私はこの対人守備の指導に関しては、これまで多くの選手の悩みを見てきたからこそ、自信を持って向き合っています。
両極端な指導の意図も理解できますし、その中で迷っている選手たちの気持ちもよく分かります。
これまで、公立中学校出身の選手やT3レベルの高校生、区内大会の初戦・2回戦レベルの小学生まで、さまざまなカテゴリーの選手を見てきました。
その中で強く感じているのは、「正しい理解さえあれば、対人守備はすぐに改善できる」ということです。
対人守備はセンスではなく、理解で変わります。
“なんとなく”の守備を卒業できるかどうかが、成長の分かれ道です。
難しいことではありません。
まずは「これまで当たり前だと思っていた守備」を疑うことから始めてみてください。
なぜボールを奪えないのか。
なぜ奪える選手は奪えるのか。
そこには必ず理由があります。
その理由を一つずつ整理しながら、一緒に積み上げていきましょう。